第14回 円錐にグラデーション(Illustration)

今日は3D関係ない話です。
ちょっと、リアルで質問があった&なぜかこの検索ワードで見に来てくださった方が居た(そんな内容書いた覚えは無いですが…)ので今更ですけど、ちょっと覚え書きを。
Adobe Illustratorで円錐や扇状にグラデーションを描く方法です。



Illustratorのグラデーションツールを使用した場合円形や線形にはグラデーションを書くのは簡単なんですけど、円錐など角度の付いたものにグラデーションを描くとなると「ん?」となります。
ちなみにIllustrator7以前のバージョンだと↓のように色を段階的に分けてブレンドする方法になるかと思うんですけど、



これだと、色のコントロールが激しく面倒くさい&思うようなグラデーションを得づらいので、こういった場合は「グラデーションメッシュ」を使うのが恐らく一番簡単なんではないかと思います。
Illustratorで写実的な絵を書く場合は必須の機能(ツール)なので覚えておいて損は無いと思います。
例)グラデーションメッシュで書いた円↓ 
適当に色つけただけですけど、結構それっぽい。




グラデーションメッシュを描く方法なんですが、色々とやりかたはあって、まず一番に思いつくのが描いたパスをグラデーションメッシュに変更する方法↓
(今回は円錐でってことなので、アイソメ図の円錐を変換)




グラデーションメッシュに変更すると「線」がなくなるので、必要な場合はパスをコピーしておいてください。
変換されたらそれぞれのメッシュポイントやメッシュコーナー(アンカーポイントの事ですが、グラデーションメッシュになると呼び方が変わります。)に色を置いて、位置を調整すれば一番↑のような円錐のグラデーションが得られます。)


ただ、今回は円錐のような簡単なパス形状なので調整が簡単ですが、この方法だとパスの形状や、複雑なグラデーションになってくるとコントロールが大変面倒くさくなってくるので、四角のパスをグラデーションメッシュに変換して形を整える方法も書いておきます。


まずグラデーションをかけたい面よりも一回り小さい四角の描きそれを任意の数値(最初は出来るだけ少ない数の方がいい)でグラデーションメッシュに変換し、変換した四角いメッシュをグラデーションをかけたい面に合わせて変形していきます。
このときにメッシュの数が少ないようであればメッシュの追加ツールで追加していくと、少ない手間で済むことになります。
メッシュは色の流れを意識して追加、移動していくと意図したものになるかと思います。
今回の円錐の例でいけば↓のようになり、




四角のグラデーションメッシュの赤丸で囲った部分をつめて、底部を丸く変形させれば完成です。
この四角のグラデーションメッシュを変形させる方法はリアルトレース界では(なんじゃそりゃ)「矩形変形」と呼ばれてまして結構有名な方法です。
検索していただければ、もっと詳しく書かれているサイト&書籍を多く見つけられると思うので興味があれば是非。

ちなみに、CDの光沢状のグラデーションも矩形変形を使えば簡単にできて、




↑を見ていただければ分かるように、四角をぐるっとまわして矢印の部分で重ねるようにすればあっという間に完成です。
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