第12回 整列の基準(Illustrator)

Tipsでとりあげるのは初となるIllustratorのちょっと役立つ小技。
知って無くても手間をかければ同じことはできるけど、知ってるのと知らないのとでは大違い。
自分も目から鱗だったこの技、ご存知ない方は是非。(たぶんリファレンスよまない自分がわるいんだけど…)

フリーハンドでイラスト描いてるときとか、あまり必要性は感じないかもしれませんが工業デザインやグラフなど書いてるとよく使うと思われるのが「整列」パレットを使った整列。
そう、中心に寄せたり、左詰にしたり。
その整列。実行した後に元の場所まで移動させたり、思いもしない整列になってませんか?
と、いうのもIllustratorで下のような3つのオブジェクト(CMYの四角、丸、星)があったとして、



この3つオブジェクトを選択した状態で、整列パレットからためしに「水平方向中央に整列」をかけたとすると…

 

下のような感じに選択された3つのオブジェクトの中心線にそれぞれのオブジェクトが集まることになります。

 

これ、微妙に面倒だと思ったことありませんか?例えば、上の絵でいうと外枠は動かしたくないけど、外枠にに対してばっちり中心に合わせたい時とかだったりすると、この整列をかけた後にさらにスマートガイドなどで外枠の中心に合わせたりしないといけません。

で、そんな時に重宝するのが、整列の前に基準となるオブジェクトを決めてあげる方法。
やり方はいたって簡単なんですが、いかんせん作業に対するレスポンスがないもんだから、すごく不親切。
今回はシアンの四角を基準にして水平方向中央に整列をかけたいと思います。
まず、いつもどおりに整列したいオブジェクトを全部選択状態にしたら、次に基準としたいオブジェクトを1回クリックします。



やって頂くとわかるんですが、画面上なんの変化もありませんし、メッセージとかもでません。ここがすごく不親切。
けど、これで基準のオブジェクトは設定されたことになってるので、このまま整列パレットから整列をかけます。すると…



先ほど基準としたオブジェクトに対して整列がかかりました。
もちろん、下揃えでも、上揃えでもなんでもできるのでやってみてください。かなり便利だと思います。

また印刷物とかのときに重宝するのが、「アートボード」を基準とした整列。
自分も知らないときはアートボードと同じサイズに枠つくって、整列してから枠をアートボードに重ねるとかやってたんですが、これも設定一つでできまして、整列パレットのオプションをクリックすると



「アートボードに整列」なんつーもんがあったわけなんですね('∇';)
ここにチェック入れとくと、全ての整列がアートボード基準で行われるので、使用する機会は限られるかもしれませんが覚えておかれるといいのではないでしょうか。
ただ、これは必要な作業が終わったらわすれずに「アートボードに整列」のチェックをはずしておきましょう。
忘れてると、別の作業で整列したときに、とんでもないところにオブジェクトが飛んでいって、「どこいったーΣ(゜д゜|||)」って事になりかねません。(自分はたまにやりますw)

以上です。次回IllustratorのTipsは…「鉛筆ツール」か、「グラデーションメッシュ」かな?分かりませんが。。