第10回 構図の話

「ArtRage」っていうお絵かきソフトをご存知でしょうか。

日本での販売元はPoserと同じe-froなので知ってる方も多いかもしれませんが、PCのキャンバス上に絵の具やコンテなどで本格的なお絵かきが楽しめるアプリケーションで、筆が少ないとか機能縮小版でよければなんとずっと無償で使えるという、大変すぐれたものです。
PCで絵画だと「Painter」っていう雄がありますが、実はArtRageの方がそのPainterよりも優れちゃったりしてるんじゃねぇの?みたいな部分もあってなかなかにあなどれない存在です。
タブレットがないと面白さは半減してしまいますが、なんせタダなんで一度試してみるのもいいかもしれません。

で、そのArtRageがどうしたっていう話なんですが、そのアプリの解説本にほんのちょろっとなんですが、絵画の構図の話が載ってて自分的にこういうのもっと知りたいな〜って思ったことでもあったんで、それをちょっと書いてみようかと。
風景画、人物画で若干の違いはあるし、自分は最終的には絵や写真なんてルールを守らなくても全然okなもんだと思ってるんで、その辺は柔軟に見て頂きたいのですが、一応そういう風に言われてるって事を念頭に置いといて下さい。基本的に自分用のメモ書きなんで、華麗にスルーして頂いて結構です。

1.目線の集中を考える
この辺はArtRageの本の解説がわかりやすかったので、抜粋でつらつらいきます。
絵の中には複数の対象物があることが多く、その配置によって見る側の印象を左右するという話。



画面に額皿や野菜が点在して配置されてあり、このような配置だとどこを見ていいのか目線が定まらず迷うことになります。



このように対象物を一箇所に集めるだけで目線の集中できる場所ができる場合もあります。
絵の中央を真半分斜めに分断された構図ですが、中心に暖色の野菜が置いてあるので、その部分に自然に目線が定まります。

2.三角形の構図



先ほどの絵を縦位置の構図に変更してみましたが、画面では対象物が中心に集まってるにもかかわらず、どことなく重心がさだまっていない印象をうけます。



このような時は少し背の高いものを配置して、全体が三角形の構図になるようにしてみます。
三角形の構図は画面に安定感を生み出し、見る側の気持ちを落ち着かせます。
写真などとは違いPoserでは静物画と同じく配置は自由自在にできるので、考え付く限りのことを行ってみるといいのではないでしょうか。

3.トリミング



前述の絵をトリミングしたものです。
キャンバスの周りを少しだけ切り取ったのですが、これだけでも絵の対象物はお互いに主張しあい、作品の見え方が大きく変わってきます。

4.三分割法

つい最近まで話題になっていた「ダヴィンチ・コード」とかでも語られてた事だと思うので(ちなみに自分は観てない)、聞いたことはあるかもしれませんが何世紀にもわたり人々の美的感覚を魅了してきた「黄金比率」というものがあります。「1:1.618」と比率がそうなのですが、これはミケランジェロやレオナルド・ダ・ビンチの絵、ミロのヴィーナスやエジプトのピラミッドにも使われている比率です。
これを利用しようっていう方法なのですが、厳密にそんなの計ってるわけには行かないので、もっと簡単にしたものがこの三分割法です。



画面の縦横を1/3に区切ると4つの交差した点ができ、この点に絵の主題をもってくると画面がまとまってみえます。
絵の構図に迷ったときには頭に入れておくといいかもしれません。

5.一般的に好ましくないといわれている構図



実は先ほどの三分割法で使った絵も「好ましくない」に該当するのですが、まぁ気にしないことに。
画面を縦、または横に2分割した絵は好ましくないと言われるようです。
風景画の場合、地面と空の境目が画面の中央にくると主題がはっきりとせず面白みに欠けるという理由のようです。
同じく高層ビルなどで画面が縦分割される場合にも気をつけたほうがいいようです。
また、絵のように人物と風景がある場合、地(水)平線に人物の首がかかるのは「首切り」と言われ、これも避けた方がいいらしいです。
ガードレールなどでも同じような結果になる場合があるので、注意が必要でしょう。

まだ色々ありますが疲れたのでこの辺で…(´・ω・`)
まぁ検索すればこういう話は山ほど出てくるので興味のある方は調べてみてはいかがでしょうか。